バーコード四方山話2 「インストアコードには色々ある」

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はじめに

サポートの沖です。前回のブログはどうだったでしょうか?

バーコードに関する話は色々とあるので、シリーズ化していきたいと思います。

今回は、インストアコードです。おそらく買い物をしていて気にする人は少ないと思うので、事業者側目線の方に楽しんでいただければという感じです。

そもそもインストアコードって何

自社内で使用する前提で利用されるコードです。GP1の資料を見ると、先頭の数字が20−29の範囲が小売業インストアコード用として指定されています。ただ、020から029までは未定義なのでそちらを使うケースも多いと思います。

https://www.gs1jp.org/jan/pdf/gs1_prefix.pdf

とは言え、30で始まるコードがフランスだとしても日本で売ってる可能性は低いので、使ってたとしても実質的には問題にならないような気もしますね。実際、どこかの惣菜で見かけた気もする。。

一覧を見ているとISBNとかクーポン用とか色々あるので、興味がある方はリンク先を見てみたり、GP1Japanのページを見ると楽しいですよ。

https://www.gs1jp.org

スーパーでは02を使ってるはず

自分の経験では、021で始まると青果で022だと精肉、というような部門で分けてました。部門の中では牛肉だと0221で始まるという感じ。ただ、スーパーの場合は基本的には価格も含まれるので商品分類に使えるのは4桁だったかな?

そのくらいの桁数だとオートパッカーで値段をつける時に数字を覚えているので、効率よかったです。まぁ、あまり使わない商品は一覧をめくって調べるわけですが(苦笑

当然、このコード体系はスーパー毎にバラバラなので、ある店のバーコードを他の店でスキャンすると全く別の商品が表示されるはずです。いくつものスーパーで似たような商品買ってて、何かで返品するときに間違えた商品を持っていく、くらいでないと発生しないので、バラバラでも実質的には問題ないと思います。

どちらかというと不正値引きと万引き対策がですね。。。(何かあったらしい)

今回、近隣のスーパーを回ってみたんですが、おにぎりとかお弁当とかは45始まりの商品が多くて、なんかこう、加工センターの普及を感じました。製造者見るとバックヤードで作ってるっぽいんだけどなー。そのバックヤードがセンター化してるのかな。

コンビニだと20-29を使っているようです

画像のように、20−29の範囲を使っているようです。興味深いのはチェーン店ごとに数字が分かれていることです。この画像は2つのチェーン店で、20と26のように2桁目から別になっています。数字が表示されていないチェーン店も調べたら、みんな別々でした。ただミニストップだけ02でした。住んでる地域では広範囲の物流とか複数の製造工場とかを考慮しなくても良いのかも。

コードが棲み分けされている理由

チェーン店だと商品マスタは共通化されているので、全国どこでも商品のバーコードは同一にしてないと管理に困ります。そうなると製造と販売までが一元管理ということになるので、新商品を追加する時に他社と分かれていないと調整が大変ということになるわけです(多分

なお、バーコードが一緒なので、上のおにぎりのように見た目が同じだよなー、と思っても、下のように製造工場は違ってたりします。別々の製造工場でもちゃんと管理しているわけで、新商品の管理とか大変だなと思ってみたり。

というおにぎり探すのに時間かかったw

こちらの地元では香川で一括生産しているチェーン店が多いので、こういうのは1つだけなんですよね。まぁ歴史的経緯があるんでしょうけど、古株のオーナーを説得しに来てたよなー。結局、店は消えていったけど。。

値引きで使われているコードの例

今までに紹介したインストアコードの例はJANの13桁という前提でしたが、広い意味でのインストアコードには桁数の制限はないので、値引きも対応可能です。この画像のようにJAN+値引きパターン+割引率(or 金額)、というシールを貼ることでコード管理しているようです。

昔は、JANをスキャン後に値引シールに応じて2割引とかのボタンを押してたりでしたが、色々な形での不正があってですね。。(映画でもそういうシーンがあったかな。)色々な方法が生まれた結果、今はこの方法が主流のように思えます。

SKUの管理に便利

インストアコードは自社内利用なので、細かく分けることも可能です。

  • キャベツ

だけではなく、

  • キャベツ1玉
  • キャベツ1/2玉
  • キャベツ1/4玉

のように細分化することができます。細分化できるなら産地別にと考える人もいると思いますが、産地直送品だと最初からコードが付いてたり、日々の仕入れで産地が混在するケースがあるので、現実的には見た目で識別できる程度までですね。
まぁ、そんなに細かい管理を現場に要求するくらいなら、商品鮮度の管理に時間割り当てた方が働く人としても良いのではないかと思います。管理を細かくして苦労が増える割にはメリットがないですしね。

13桁ではないインストアコード達

お店独自のコードなので、結構自由に運用できます。廃止が決まったAmazonGOだとAmazon.comのASINをQRコードにしてたり、「製造物流IT小売業」のお店では短めの数字で管理されているようです。ただ通販の方だと20系のコード使ってたりとか使い分けしているようですね。

店舗とネットで商品コードを統一している方がよく見るパターンで、店舗のコードの一部をあれこれしてURLを作成するとネットのページが表示できたりということも可能だったりします。

インストアコードからJANに変換できると色々とできるようになるので、情報収集が捗りますね。まぁ、在庫なしの場合でもページを確認できるケースや、在庫なしだとページも表示されないケースなどお店によって色々とあるので調べてみると面白い感じです。コード内に価格を含めている場合は価格比較が簡単になったりとかもあり、HDDに眠っているコードだと16桁から5桁までの自動識別ロジックがありますがニーズはもうない気がします(残念

そもそも何故、こんな面倒なことをしてるの?

ホントねー。正直面倒だし、管理したとして最後まで運用しきれているかというと出来て無いところ多い気がしますね。特にダッシュボードがリッチなやつは最終的に人間が見る前提なので、現場が忙しいと見る暇ないし。

JANはPOSの根幹となるものですが、販売数と金額を管理できても値引きの管理は別だし、廃棄はさらに別だし、という様々な管理をしたいという人間の要望が生み出した結果でしょうか。よく考えてみると、昔の商店街のような八百屋などでは販売・値引きなどは店主が頭の中でやってたわけで、その計算や精度が正しくないぞという売り文句でPOSの導入が広がっていって、その結果やり過ぎ感を感じなくもない。。。

最後に

書き始めたはいいが、書けないネタが多くてフワフワした内容になったような気もします。来週はリテールテックもあるので、何か面白い仕組みがないか見てきますー

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カスタマインやデプロイットでも色々とやってます"